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「宿命ある人々」 - 孫悟空って誰だ! Name:浅野勝人

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「宿命ある人々」 - 孫悟空って誰だ! Name:浅野勝人 NEW! Date:2017/07/11(火) 15:10 
 
「宿命ある人々」 孫悟空―追っかけ“西域”ひとり旅
著者:安保政策研究会理事長 浅野勝人

公職引退後、5冊目を上梓しました。
「宿命ある人々」 孫悟空―追っかけ“西域”ひとり旅(時評社)
今回の著作は、政治に無関係の作品で、いわば新人作家の処女作です。

1章 生(い)き仏 ― 生(なま)の講話 無の境地に達した『極限の行』
比叡山延暦寺の行者・酒井雄哉師の鬼気迫る話し。
2章 “孫悟空”って誰だ! 軍事戦略に抽(ぬ)かれた三蔵法師の地誌
孫悟空を追っかけ、タクラマカン砂漠を彷徨(さまよ)う。
3章 白鵬翔とチンギス・ハーン
ちょっと聞けない、大相撲 ないしょのいい噺(はなし)。


今回の著書は、読者の評価が真っ二つに割れています。
★従来の外交・安保を軸にした政治がらみの著書は、いずれも内外の知られざるエピソードを満載。訓練された分析に説得力があり、貴重な内容が盛り込まれていた。今回は日中古代交流史や宗教に関心のある限られた人しか興味を持ちにくい無味乾燥の感が否めない。馴染(なじ)めない著書。(政治記者OB)
★専門外のテーマに挑んだ門外漢の力作。短期間に到達した深遠な真理は現場主義を貫いた成果だけではなく、真摯に生きてきた著者の全人格が反映された証(あかし)。人の生き方に少なからぬ感化を与える。79才作家の新人賞。(官僚OB)

あなたは、どちらの感想を抱かれるでしょうか。

著者としては、登場する親鸞、円仁、酒井雄哉、三蔵法師、孫悟空、チンギス・ハーン、文天祥、白鵬翔の一貫してぶれない壮絶な“生き様”を物語の軸に据え、
☆真剣に生きることの尊さ。
☆あきらめない性根。
☆慈しみ、愛する心の至福。を追い求めました。
だからタイトルを「宿命ある人々」としました。

発売から3週間。駄作と思った方々は、よほど親しい人以外、わざわざ嫌なことを言ってはおいでになりません。
メールや手紙を寄せて、褒めて下さる人の方がおのずと多くなります。一遍だけ全文を紹介させていただきます。

 「宿命ある人々」たいへん面白く2日間で読了しました。
特に感心したのは、間もなく80才の君が“少年の心”を失っていないことです。
永年、永田町の政治の世界にもまれていると、いつの間にか初々しい少年の心、素直な真心を失ってしまいがちです。

政治にとって、一番大切なのは“初々しさ”ではないでしょうか。
人生とは何か、生きるとはどうゆうことか、人との絆とは何か、それを忘れて政治は成り立ちません。

とりわけ、近頃の政治現状を散見すると、その肝心な点をすっかり忘れた数々の言動に愕然とします。心がカサカサに乾いていて、政治家であることよりも人間失格を思わせます。
その意味で、君には敬意あるのみです。

特に、酒井雄哉大阿闍梨の生の講話を集録していただいたのは、たいへん有り難いものでした。それにしても、一人の人間がこんな“行”をできるのですね。人間の肉体や精神の限界などという単純なものではありません。尊敬の念を超越した凄(すご)み、おそろしさを感じます。

孫悟空を訪ねての“ひとり旅”は、さすがに取材の訓練を重ねた元ジャーナリストの現場主義に引き込まれ、読みごたえがありました。
この本のハイライトです。
 
私は故平山郁夫画伯と親交があり、西域の古都・トルファンの粗描画をご本人からもらっています。井上靖先生のご息女とも縁(えん)があって、井上先生のシルクロードの紀行は全て読んでいます。
そんな縁(えにし)から、君の労作は一層興味深く拝読しました。

大学で机を並べたのかきっかけとなって、半世紀をこえる付き合いにおよぶ「友」の所感です。日本を代表する超一流企業の首脳の一として、産業の充実進展に貢献した実力派でした。
(2017/7月11日、元内閣官房副長官)

◎俳談

◎俳談
【夏の遊び】
◆蒙古斑狙ひて撃ちし水鉄砲 産経俳壇入選
 蒙古斑はモンゴロイドのあかし。日本人は99%にある。庭先できゃっきゃっと逃げる子に水鉄砲。しまいにはホースでかけたりたりして。
これが
◆兄妹のあれが別れか水遊び 朝日俳談入選
となると、突然物語性が開ける。俳句はその空想と解釈を読者に委ねる部分が大きい。

◎前川証言は「引かれ者の小唄」だ

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◎前川証言は「引かれ者の小唄」だ
  独善的虚構の「ゆがみ」発言に終始
 与党は極東情勢で閉会中審査を
  前文部次官前川喜平の言うように「行政をゆがめた」のか、地方創生相山本幸三がいう「一点の曇りもなくゆがめていない」のか。衆参両院の閉会中審査をつぶさに聞いたが、両者の主張は平行線をたどった。いったん「ある」と主張したものを「ない」と否定することは“悪魔の証明”に似て極めて困難だが、第三者の証言があれば概ね証明できる。今回の場合前愛媛県知事と国家戦略特区諮問会議の議員による「ない」の主張が、完璧であり、前川の主張は「引かれ者の小唄」の感を否めないものであった。その主張は憶測と推測が多く、反安倍指向の強い一部新聞や民放など大向こううけを狙う魂胆が見え見えであり、買春疑惑とも相まって次官たる者の人格を疑う様な発言に終始した。
 最大の問題点は、前川が次官在職中に加計学院による今治市への獣医学部新設の動きに待ったをかけないで、今になってマスコミ受けをよいことに「決着のプロセスが不透明」などと“反安倍”とみられる発言を繰り替えしていることだ。前川発言は都議選結果にも大きく作用して、国政に重大な影響をもたらしている。衆院でも前川は「なぜ次官時代に発言しなかったか」を質されて「内心じくじたる思いがあるし、反省をしている」と答弁した。しかし事は今更反省して済むような話ではない。次官時代に疑問点があるなら堂々と首相に訴えるのが、その職務であったはずだ。前川は続けて「国民が知らなければ行政のゆがみを是正することが出来ないという考えから発言するようになった」と述べたが、前川の言う「国民」とは誰か。朝日、毎日やTBSやテレビ朝日のことか。勝手に国民という言葉を使われても心ある国民は憤懣やるかたないのであろう。
 なぜかといえば前川の言う「行政のゆがみ」はあまりにも独善的であるからだ。むしろ行政のゆがみは文科省が半世紀にわたって獣医学部の新設を認めず、獣医の独占を許し、「獣医ぼろもうけ」の実態を放置したことにあるのではないか。「岩盤」を死守しようとしたことの方が「ゆがみ」でなくてなんだろうか。その岩盤にドリルで穴を開けようとした安倍政権の改革に、次官在職中に待ったをかけずに、今になって一部の反政府マスコミにこびるがごとく発言を続ける前川は人間性が疑がわれても仕方があるまい。
 「ゆがみ」発言に対して前愛媛県知事加戸守行が82歳の老体にむち打つように参院で証言に立ち「10年間にわたり誘致を働きかけたが、熱い岩盤規制で跳ね返され、やっと国家戦略特区の枠で認められた。長年ゆがめられた行政がただされたと言うのが正しい」と発言した。まさにその通りである。また国家戦略特区諮問会議のワーキンググループの委員を務める原英史は「『加計学園』ありきなどという指摘は全くの虚構であることは、議事録を見ればすぐにわかることだ。根本的な問題は、獣医学部の新設禁止という規制が正しいかであり、従来のゆがみをただすための取り組みを進めたものだ」と証言した。前川は公開されている諮問会議の議事録を読んだことがあるのか。ないのだろう。あれば独善発言を繰り返せなくなるはずだ。
 さらに前川は文科省のあきれんばかりの天下り人事の責任をとらされて次官を退任した経緯についても未練たらたらの発言を繰り返した。参院で官房長官・菅義偉は「昨年11月に杉田官房副長官の求めに応じて説明に来たときに進退についての意向を示さなかった。」と、あれだけの天下り問題が指摘されても、責任を取る姿勢がなかったことを明らかにした。さらに菅は「1月に文科省の事務局から定年延長の打診があり、杉田副長官は『難しい』と回答した」ことを明らかにした。これに対して前川は「1月4日には引責辞任を決意していた」と弁明したが、決意していたのなら一刻も早く辞任すべきであったのではないか。菅は記者会見で「辞めた経緯についてあのような誤った説明をしたのは理解に苦しむ」と発言したが、まさに“虚構ねつ造パーソナリティー”前川の度しがたい対応が露呈した一幕であった。
 こうして閉会中審査は前川の特異な性格だけを浮き彫りにさせて終わったが、朝日は11日付朝刊でも「加計ありき疑念消えず」と、大見出しで前川・野党寄りの紙面を展開している。しかし、朝日が「疑念消えず」と、洞察力のなさを露呈するのは勝手だが、審査はこれ以上継続しても、不毛の論議を繰り返し、政権をおとしめる作用を増幅させるだけだ。安倍が出席しても全く変わらない。従って加計問題などでの閉会中審査は、これ以上は不要だ。民新、共産両党など野党もマスコミ受けを狙って空鉄砲を撃つことはいいかげんにしたほうがよい。自民党は逆に極東情勢に関する閉会中審査を要求すべきではないか。極東情勢に目を向ければ、狂ったような指導者がICBMと称するミサイル実験を断行し、核実験も行おうとしている。野党は閉会中に衆参で議員を集めながら、国民の生命を如何にして守るかの議論は素通りしていいのか。

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