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◎俳談

 ◎俳談
【女性観察句】
◆泳ぎ初めパンツに縫いし守り札 東京俳壇3席
 昔はプールなどないから、もっぱら川で泳いだ。田んぼの間を流れている川だから時々馬糞も流れていた。そんなことは気にも留めないのがガキ大将で、頼もしいあんちゃんだった。母親は心配して海水パンツに守り札を縫い付けてくれた。初めての川泳ぎの時は背が立たないにもかかわらず飛び込んで、溺れてしこたま水を飲んだ。ガキ大将がすぐ助けてくれた。
 学生時代は東京プリンスホテルのプールによく行った。昔はアランドロンに似ていたから、ビギニの女性が「火貸して」と寄って来た。ロンソンのライターでつけてやったりした。観察していたら最初は髪を濡らしたくないのか平泳ぎだったが、濡れてしまうと観念したようにクロールになった。
◆髪濡れてよりクロールで泳ぐかな 産経俳壇入選
 これも一種の観察句。女性観察の句だ

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