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◎俳談

俳談
【季語を響かせる】
◆反戦で神田の生まれ唐辛子 産経俳壇1席
  俳句のすべては季語にある。他の言葉はこの「季語様」のためにあるのだと言っても過言ではない。その季語が響けば俳句は成功する。唐辛子は激しい辛味の香辛料で秋の季語だ。猛禽類の鷹の爪の形をしているから「鷹の爪」も同様に季語である。上五中七の「反戦で神田の生まれ」というぴちぴちした生きの良い頑固爺さんが、唐辛子とぴったり合う。広沢虎三の浪曲「次郎長伝・森の石松」の中の「江戸っ子だってねぇ」「神田の生まれよ」なのだ。

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