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◎片えくぼ、俳壇

◎片えくぼ
どうしてNHKの朝、7時からの一時間は、あんなにくらいニュースばかりを掘り下げるのだろうか。毎朝出かけるサラリーマンを暗い気持ちにさせるのが使命とでも考えているのだろうか。くらい報道になるとカチャッと明るい民放に変える。
◎俳談
【俳句とユーモア】
小春日や妻返事なく烏鳴く 毎日俳談2席
 昔から俳句にはユーモアが欠かせない。切々と詩情を語る俳句もあれば、ユーモアたっぷりの俳句もある。俳句ではユーモアとは諧謔味(かいぎゃくみ)といって昔から重視されてきた。諧謔といっても難しく考えることはない。ユーモアたっぷりの句のことである。夫婦げんかでもいいし仲むつまじい句でもいい。掲句は長閑な小春日の情景を詠んだものだ。「お~い」と呼んだら、妻の返事の代わりにカラスが「カァ」と鳴いたというただそれだけのことだが、我ながらユーモアがある。たびたび例に挙げるが
湯湯婆(ゆたんぽ)と書けば笑へるなあ婆さん 読売俳壇1席
も、友人が「思わず吹き出した」とメールをくれた。
相槌を打ちゐるだけや懐手(ふところで) 毎日俳壇入選
不精者が和服の胸元に両手を差し入れている姿を懐手という。冬の季語だ。おもに職を退いた年寄りを指すケースが多い。どこにも顔を出すが「おう、おう」と、相づちしか打たないご隠居の姿を、からかったものだ。