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◎俳談

◎俳談       
【着眼はちぬのしなり】
庄内竿ちぬのしなりを見せにけり 産経俳壇一席
 作家藤沢周平の「たそがれ清兵衛」の映画の中のワン・シーンに庄内竿でハヤを釣るシーンがある。庄内藩は藩士の釣りを奨励し、藩士は競って名竿(めいかん)を求めた。「名竿は名刀より得難し」と言われて、そのしなりや震えで即座にかかった魚の種類が分かるという。私の父は庄内竿を愛用していた。掲句のみそは「ちぬのしなり」と形容したところにある。釣り人の用語を拝借したのだ。