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◎自民優勢で安倍長期政権が視野に

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◎自民優勢で安倍長期政権が視野に
 261の絶対安定多数も確保か
 大衆迎合の小池新党は伸び悩み
 総選挙序盤の形勢は自民党が小選挙区、比例区の双方で優勢な選挙を展開しており、233議席の単独過半数を大きく上回りそうな情勢だ。このまま推移すれば公明党とともに、首相・安倍晋三の政権維持が可能となる。安倍の長期政権が視野に入ったとも言える。絶対安定多数の261議席も可能な情勢で、公示前勢力の284にも近づきそうだ。逆に小池百合子の希望の党は最初から「失速」状態であり、選挙後政局に関与出来る可能性は薄らいでいる。総じて有権者の多くが北朝鮮情勢などを考慮した外交安保重視の選択をしようとしており、浮ついたポピュリズムの象徴小池新党には「ノー」の判断を下しそうだ。よほどの無責任な有権者は別として、総じて堅実なる選択をしつつあるようだ。革新政党に先祖返りした立憲民主党は一定の支持を確保して健闘している。
 「ショボい」のはどちらだろうか。希望の党代表の小池百合子が、首相・安倍晋三の消費税の使い道を「ショボい」と形容した。安倍が表明した「増税分を子育て支援や教育無償化の財源に充てる」ことに噛みついたのだ。しかし、そんなにショボいだろうか。消費税の使い道は重要な争点であり、ショボいというなら対案を示してから言うべきだ。逆に小池新党が「消費増税凍結」などという無責任なポピュリズムを前面に打ち出したのはショボすぎるのではないか。小池のショボさの核心部分は、小池新党に民進党から現、元合わせて110人を公認したことだ。これは新党の実態が第二民進党となったことを意味する。安保法制反対のプラカードを掲げて委員会になだれ込んだ連中が、今度は安保法制賛成で入党する。当選すれば再び反対に回って、党を割るのは目に見えている。小池新党の欺瞞(ぎまん)性はプロなら簡単に見抜くが、有権者が見抜くのは時間がかかるが、今回は見抜かれた感じが濃厚だ。
 加えて小池は安倍政権に真っ向から反旗を掲げながら、党首討論では自民党との連立を否定しなかった。こんなご都合主義が通るだろうか。これまでに聞いたことがない。新党を結成するなら当然自分が衆院選に出馬して戦うべきだが、事もあろうに都知事職とかねて選挙戦を戦う。大阪などの地方都市と違って、東京都知事は片手間で出来るものではない。都知事職は失いたくないが、国会には議席を獲得して影響力を行使したいという「欲張り婆さん」の姿勢がありありだ。7割以上が都知事にとどまることを求める都民は、この二股膏薬知事の本質をやっと知る事になった。ショボさの極致のような知事を選んでしまったことに気付き始めたのだ。
 こうした有権者の傾向は世論調査の結果となった現れている。NHKの調査によると政党支持率は自民党が31.2%でダントツで、2位の希望の党は4.8%にとどまった。「希望の党」に期待するかどうかは期待するが36%、期待しないが57%に達した。こうした調査を勘案して、選挙区事情も考慮して筆者は議席数を分析した。その結果自民党270±15,公明党32±3、希望の党55±10,維新9±3,立憲民主党40±5、共産18±3と言う結果が出た。自民党は単独で過半数の233議席に達するのはもちろん、絶対安定多数の261議席も視野に入る。公示前勢力の284も夢ではないかもしれない。この結果小池新党が政権に介入できる要素はなくなった。従って、総選挙は当初から政権交代選挙の色彩が薄れ、安倍政権信任選挙の方向が強くなっている。要するに「小池失速」で、既存の政権や現職候補者に対する 信任・不信任を問う選挙となる傾向を示しているのだ。従って、石破茂を小池が切り崩すような事態には至るまい。石破にしてみても沈む「タヌキの泥舟」に乗る気は当初からない。
 さらに選挙は北朝鮮の核・ミサイル実験の影響が強く反応されたものとなりそうだ。読売新聞の世論調査では、重視したい政策として、「北朝鮮問題など外交や安全保障」を挙げた人が71%で最多となり、景気や雇用64%を抜いた。外交・安全保障が景気や社会保障を上回って最多となるのは異例のことだ。日本人の意識の変化を感じさせる。安倍は今回の選挙を北朝鮮の度重なる核実験や弾道ミサイル発射を踏まえ、「国難突破選挙」と位置づけたが、この判断が利いていることになる。さすがに小池も「リアルな安全保障が必要。北朝鮮の危機が迫る中でどうするのか。同じ方向性を持っていないと、党としての対応が揺れてはまずい」と発言して、安倍政権の方向性を認めざるを得ない状況だ。
 概して小池の演説は貧すれば鈍するで、長屋のおかみさんががなり立てるような調子であり、キンキン声のうるささが先に立つ。まるでどこかの県に昔いた騒音婆さんのようで品がない。自民党は池袋などで小池にぶつけて小泉進次郎を演説させているがこれがうまい。「小池さんに感謝する」と逆説論法で迫っている。「緊張感を与えてくれて有り難う」「希望という言葉を使って真の希望とは何かを考える機会をくれた」とやり返し、「有権者は選挙目当てを見抜いている」と小池ポピュリズムを切っている。このところ敗色濃厚のTBSやテレビ朝日などリベラル民放のトーク番組も、「小泉演説」を取り上げる場面が多い。安倍並みに露出度を稼いでおり、自民党幹事長・二階俊博などどこでないをやっているのか分からない状態だが、かえってこれがプラスに働いている。