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俳談

★俳談
◎冷やす

流し雛橋を過ぎれば隣町
 
 一度作った句は冷やす必要がある。冷やすとはどういうことか。  最初に作った俳句は通常思いこみが強い。これ以上のものはないという思いこみである。出来たばかりで熱々なのである。ところがその熱々が邪魔をする。 熱々俳句は言葉が生で熟成されていない。
自分の作例でみると、まず
石鹼玉すぐに想ひをあきらめて
と作ったが、投稿しても採られない。1年冷やして
ときめきてすぐあきらめて石鹼玉
を投稿したら、読売の一席だ。
 最初に出来た句は概して生硬だ。冷やしておくと、その間にアイデアが出てくる。これを推敲と呼ぶ。
推敲しながらいくつも同一テーマで作ってみる。1年も冷やさなくてもいい。しかし少なくとも一週間は冷やした方がいい。
 その課程で全く違う句に発展する場合もあるし、巡り巡って元の句に戻ってしまうこともある。戻ってもそれでよい。とりあえずは、作ってすぐに発表せずに熟成期間を置くことが大切なのだ。従って締め切りぎりぎりや、句会直前に作ってもまずうまくいかない。 

流し雛.jpg


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